はじめまして。
早速ですが私の自己紹介から始めたいと思います。
私とスポーツビジネスの出会い〜私はこうしてスポーツビジネス業界へ〜
私はJリーグのとあるクラブで働く30代スタッフです。
最初はスポーツビジネスとまったく関係のない会社に勤めていたのですが、ある日立ち寄った本屋で
「僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ」
を立ち読みし、そのまま購入し、スポーツビジネスの面白さを知り、色々なことを調べていくうちに、転職活動を始めていました。
それまで私が感じていたJリーグのクラブは、
スタジアムでプロサッカー選手の試合を開催して、いかにスタジアムにお客さんを集める仕事
だと思っていました。
小さい頃からサッカーをしていた身としては実際にスタジアムで観戦をしたこともあり、テレビで日本代表戦以外にもたまにJリーグの試合を見ていた自分がそう思っているのですから、関わりのない人は寝ても覚めてもサッカーばっかりしている人の集まりだと思っているかもしれません。
そんな私が本屋で平置きされているこの本の表紙を見た時、
「ん?、サッカーなのに、バナナにドリル?、何言っているんだ?」
と思い、すぐに手を取ったわけです。
著者である川崎フロンターレの天野春果氏は、プロモーションを担う部署で働いています。
Jリーグのチームは、収益をあげるためにスポンサーとなる会社と実際に試合を見に来てもらう地元の人たちをとても大切にしています。
本のタイトルに出てくるバナナは川崎フロンターレのスポンサーでもあるドール社の商品であるバナナを指し、ドリルは川崎の小学校で子供達に使ってもらう算数ドリルを指しています。
川崎フロンターレのスポンサーになって良かったとか地元に川崎フロンターレがあって良かったと思ってもらえるように天野氏が活動していった過程や結果がこの本では紹介されています。
読んでいくうちに、私に衝撃が走りました。
いままでサッカーばっかりやっている人たちの集まりに見えるJリーグのチームが、サッカーをフックに色々なビジネスにチャレンジできる面白い会社に見えてきたのです。
完全に隣の芝生は青く見える状態になった私は、次から次へと色々な図書や記事を読み漁り、ますます面白さを感じて、偶然にもJリーグのチームの求人を見つけたことで転職活動を始めていました。
ちょうどその頃から世間もスポーツビジネスの世界に光を当てるようになり、情報はありがたいことにどんどんと増えていきました。一方で転職活動でライバルも増えることになったので、なかなか転職が成功しない時期でもありました。
不採用の通知にもめげずに、スキルアップや日々の仕事を頑張ったり、時にはスポーツチームのボランティアに参加してみたりと色々な努力をしてきた甲斐もあり、気がつけばJリーグのクラブからご縁をいただき、晴れてプロサッカークラブのスタッフになることができました。ご縁をいただくまでに紆余苦節があったのですが、別の機会にでも紹介したいと思います。
私をこの世界に引き込んだ著者の天野氏には、お会いするチャンスがないまま天野氏は東京オリンピックの組織に出向となり、ますます遠い存在のままです。
このブログで書いていきたいこと
東京オリンピックの開催に向けて、日本ではますますスポーツビジネスの世界に注目が集まっており、大企業からベンチャー企業まで関わりを持つようになってきたと言えます。
スポーツビジネスの世界に身を置く側の人間としては、注目されることは非常に喜ばしいですし、新しいことが日々誕生していくことに立ち会える楽しさを享受できており、そういったことをスポーツビジネスの外にいる人に少しでも分けることができればと思います。
プロサッカーチームがバナナを売ったり算数ドリルを作るようになったのも、スポーツが少しずつ日本でも文化の一部になり、多くの人々の浸透しつつあるのだと思います。
ただバナナもドリルもまだまだ序章に過ぎないと思います。スポーツを活用して、社会がより良くなるチャンスはまだまだ広がっていると私は思っています。
このブログでは私が思ったことや出会ったことなどをベースにスポーツに関わることを書いていきたいと思います。
ここでの出会いが皆様の生活がより良いものになるのであれば、このブログの役目は果たしたと思います。
今後ともよろしくお願いします。